転勤からの上京

転勤で東京から岡山に 転職してふたたび東京へ

年金手帳廃止ってどうなの

年金手帳廃止についてニュースになっていた。

日頃社会保険手続をしている私は、年金手帳廃止に賛成だ。

手帳を廃止して通知書にするとのことだが、なんの問題もない。

 

私が普段行なっている厚生年金についての話になるが、現在すでに基礎年金番号は使わなくても手続きできる。

個人番号があれば基礎年金番号を添付することなく、厚生年金の手続は行われる。

 

通常会社に入社すると個人番号の提出を求められ、大半の人は提出していると思うので、そういった方達についてはすでに基礎年金番号は使われていない可能性が高い。

 

そもそも年金手帳は現在、基礎年金番号を確認するためだけに使われている。

「アナログなデータが無くなると年金記録のデータが消されたとき困るのでは?」といった反対意見もSNSで見かけたが、あなたの年金手帳には年金記録が記載されているのだろうか。

入社時に会社に提出したから、会社が記録してくれていると思っている人もいるかもしれないが、それはない。基礎年金番号を確実に確認するために回収しただけで、ただ持っているだけだ。

 

年金の手続きをすると、手続きのデータが公文書として紙又はデータで発行され、会社はそれを保管する義務があるのでアナログデータはそこで保管されているということになる。

それぞれの年金手帳に記載されるわけではない。

 

手続では基礎年金番号の数字のみのデータをやり取りし、年金手帳のコピーすら不要だ。

年金事務所のデータも基礎年金番号で管理されている。他にも生年月日や氏名も紐付けられている。年金手帳で管理されているわけではない。

 

例えば結婚して氏名変更しても、年金手帳の氏名変更は自分で名前を書き換えるか会社に書き換えてもらうということになる。年金事務所に問い合わせたことがあるので間違いない。氏名を自分で書き換えていいくらい、年金手帳は重視されていないものなのである。

 

大事なのは手帳ではなく番号であり、番号を確認するだけなら手帳になっている必要はないということだ。

 

また、個人番号で年金や雇用保険、税金などの情報は既に管理されてきているので基礎年金番号が全く使われなくなるのも時間の問題だと思う。

 

私たちの負担する高い社会保険料の中には、これらを管理する費用がもちろん含まれているため、個人番号を使って手続きを簡略化することができれば人為的なミスも減り、みんなにとって利益があると思う。

例えば、個人番号には住民基本台帳の住所の情報が含まれるため、住所変更の手続きはしなくてもよくなった。基礎年金番号を使っていたときに住所変更手続きに使われていた人件費がなくなったのだ。

年金手帳廃止がプラスな方向に働く期待を込めて、年金手帳廃止に賛成🙋‍♀️🙋‍♂️