お題「#この1年の変化 」
新卒から4年近く働いた会社を辞めた。
最後の方も引き継ぎで忙しく、辞めたという実感が持てないでいる。
思ったよりあっさり終わった。
この4年のうちにいろいろなことがあった。
一番大きいのは辞めるきっかけにもなった転勤だ。
2年目の冬、東京で勤務していた時に呼び出されて転勤の辞令を伝えられた。
ちょうど辞めようと思っていたので、環境も変わるし、新しいことに挑戦したいし、いい機会だと思って受けた。
転勤先は縁もゆかりもない岡山。
4月に転勤して岡山県民になった。
岡山の勤務は通勤も楽で、定期的に東京へ行ったりもして楽しく過ごしていた。
そんな中コロナ渦になる。
東京へ行けなくなり、友達にも会えなくなった。
会社と家だけの往復で友達にも家族にも会えず、なんのために働いているのかわからなくなった。
仕事のために他のことをこんなに犠牲にするのは割りに合わないと思った。自分が岡山で働いていることについて自分を納得させることができなくなってしまった。
私にとって大事なのは仕事の環境だけでなく、休みの日の充実だということに気づかされた。
会おうと思えばすぐ会える距離にいるのと遠くにいるのは、実際には会えなくても気持ちが全然違うと思った。
岡山での仕事は人にも恵まれ、とてもうまくいっていたと思う。周りもとても気遣ってくれて、ありがたかった。それでも耐えられなかった。
今最終出勤を終えて、最後の挨拶をするときには泣きそうになるぐらい寂しくて、今の環境を捨てるのが惜しいと思った。一緒に働いた仲間にはとてもよくしてもらった。
正直コロナ渦に東京へ戻ることが正しいかわからない。新しい会社で大変な思いをすることもあるだろう。それでもこの自分の選択が間違っていなかったと胸を張って言えるように、これから精一杯頑張ろうと思う。